今から遡ること100年。
当社の“液体を止める”技術は、この地、奈良にて木工呑口から始まりました。
その後、“液体を止める”技術は、今日では“液体を包む”トータルパッケージ技術として広く国内で発展してきました。
時代の移り変わりとともに、木材からプラスチックへの素材の変化、栓からキャップ・ボトル・スパウトへの容器の変化、酒から醤油や酢など食品調味料全般への内容物の変化を経て、昨今は、少子高齢化や核家族の増加、海外の包装メーカーによる市場参入もあり、求められる包装容器自体の在り方も変化し、多様かつ、迅速な対応も求められています。
おかげさまで、2012年に創業100年の節目を迎えました。
現在、第2の創業期を迎えている私たちは、これからも世の中の変化に柔軟に対応し、お客様のご満足を獲得できる企業であり続けるため、引き続き、新たなビジョンを持って、次世代のフィールドへ挑戦していきます。
1. 活動の舞台を国内を基盤に海外へ拡大
私たちがこれまで1世紀に亘って蓄積してきた技術やノウハウを武器に、日本のみならず海外から寄せられる多様な顧客ニーズに柔軟に応えていきます。
当社は2014年にタイに販売拠点 MIKASA(THAILAND)CO., LTD.を、2015年に生産工場 MIKASA CAP(THAILAND)CO., LTD.を設立し、成長著しいアジア市場へ参入いたしました。
日本国内のお客様のニーズに応えてきたノウハウや要素技術を活かし、これからも海外のお客様に三笠の品質を届けてまいります。
2.「現状否定」を原点としたトータルパッケージ化推進
キャップから容器全体へ、今後も国内外のお客様のニーズに応え続けるには、製品設計技術に加え、量産技術も飛躍的に高めていく必要性があります。
そこで、今後は、最先端の金型・射出成形・検査技術を取り入れ、当社独自要素技術との融合の中、さらに安定かつ効率的な量産体制を確立していきます。
3. 機能性とデザイン性の追求による顧客満足の獲得
包装容器の機能性に加え、お客様の食卓や生活のワンシーンにアートな息吹を吹き込み、お客様の満足と笑顔を戴けるデザイン性の向上にも力を注いでいきます。
高い機能性と意匠性を兼ね備えたパッケージをプロデュースすべく、さらに付加価値の高い商品や需要創造型商品の開発に取り組んで参ります。